私が行うWEBコンサルティングは、奇をてらったことは一切していません。人間の行動心理の原理原則に基づいた提案をしているに過ぎません。
従って、過去の経験や統計データに基づいて、100の売上のものを110、120、150のように段階を追って伸ばすことを得意としています。希にいる天才マーケッターのように0のものを独特の発想で、いきなり1,000に持って行くことは不得意です。逆に言えば、私の提案は、過去のデータをトレースする為、色んなジャンルに応用が出来る汎用性を備えているということです。
では早速、明日から反応率が変わるマーケティングを紹介します。
サイト内で、ターゲットは絞れているか?
ホームページ内でターゲットを絞る、というのは非常に難しいと思います。例えば、「20代の男性が着る服」というコンセプトで服を集めているなら、自ずとターゲティングが出来ていますが、老若男女問わず、誰でも使おうとすれば使える商品を扱っている場合は困ります。なぜなら、誰にとっても良い商品のはずなのに、ターゲティングしていないと誰も振り向いてくれないという問題が生じるからです。
ターゲティングすると、振り向く理由
行動心理学に「カクテルパーティー効果」というものがあります。
カクテルパーティー効果とは?
カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、自分が興味のある人の会話、自分の名前などは、自然と聞き取ることができる。
引用:Wikipedia
例えば、あなたが、30代で中々彼女が出来ずに悩んでいたとします。そんな時に以下のような呼びかけをされた場合、一番、気になるのはどれでしょうか?
- A.「みなさん!この商品はオススメです!」
- B.「男性のみなさん!この商品はオススメです!」
- C.「30代の男性のみなさん!この商品はオススメです!」
- D.「30代の彼女がいない男性のみなさん!この商品はオススメです!」
きっと、D.だと思います。つまり、狭くターゲティングをされると、何故か、雑音をかき分け、情報が入ってきますし、気になって仕方無くなるのが人間の心理です。
では、どのようにしてホームページ上でターゲティングすれば良いのでしょうか?
シーン毎にターゲティングする
商品を、バレンタイン・母の日・クリスマスなどのイベントに絡めて販売すれば、そのイベントが気になっている人の興味を引くことが出来ます。「母の日に喜ばれる商品特集」のようなターゲティングです。
効果・効能でターゲティングする
その商品が、何かの効果効能を持っているのであれば、効果効能毎にテーミングすれば反応率は上がります。「もてない男性へオススメの商品」のようなターゲティングです。
価格訴求でターゲティングする
価格訴求でテーミングするのも立派なターゲティングです。掘り出し物であれば、取りあえず見てみようという方が一定数います。「【緊急】発注ミスの為大安売り」のような文言は、「大安売りの確からしさの根拠がある」為、過去にも売れた実績が多数あります。
年齢でターゲティング
年齢でターゲティングのも効果があります。例えば、「成人予防の為に、30代前半から出来ること」、「30代前半からでも間に合うネイティブ英会話」とかも、反応率が高まるでしょう。
まとめ
今回は、「カクテルパーティー効果」のみ、使い方を解説しました。
老若男女問わずオススメ出来る商品の場合、一番属性の合うターゲティング分類に基づいて、ホームページ上へバナーを作成しましょう。
すると、今までは、そのホームページを見ても「他人事」としか思ってくれない人でも、自分に係わる分類がされていた場合、以前より興味を持ってホームページを閲覧してくれるようになります。
以上で一回目は終了です。引き続き、行動心理の応用を公開して参りますので、興味のある方は、ご期待下さい。
参考:http://liskul.com/wm_bpsychology28-3342